ストレスにはビタミンCが効く
コロナ自粛が続き
多かれ少なかれストレスを抱えている方
が増えていることと思います。
規則正しい生活を送る
朝起きて朝日を浴びる
(肌は日光を浴びるとビタミンDを合成します)
適度に体を動かす
お風呂に入りながら歌を歌う
好きなアロマを炊く
お庭でバーベキュー
よく笑う…etc.
こんな時期だからこそ
自分に合ったストレス解消法
を身につけておけるといいですね。
そんなストレスに関することで
今日はちょっと科学的なお話をします。
私たちはなにか
心配事(ストレッサー)があったときに
ストレスを感じるようにできてます。
このとき体では副腎皮質が働きだして
「副腎皮質ホルモン」を作り出します。
これはストレスに体が負けないため
の抗ストレス剤であり
この副腎皮質ホルモンが作られないと
体がストレスに負けて
健康レベルが下がってしまうのです。
この副腎皮質ホルモンを体が作るときに
必要となってくるのが
各種ビタミンの存在で
これらの助けがないと
必要十分な量のホルモン
を作り出すことができません。
特にビタミンCは
抗ストレス作用をもっており
ストレスに対抗するには
十分なビタミンCの摂取
が必要となります。
また体内に侵入したウィルスと戦う
白血球の働きを助ける役割もあるため
風邪・インフルエンザ・はしか
などの感染症対策にもなります。
さらにビタミンCは
ウィルスに対抗するばかりか
ビタミンEと共同して
がんにも対抗できること
が分かってきています。
三石巌先生の
「分子栄養学のすすめ 健康自主管理の基礎知識」
によりますと
ビタミンCが共同因子となる代謝
にはおよそ以下のものがあるそうです。
〇コラーゲン合成
〇副腎皮質ホルモン合成
〇インターフェロン合成
〇チトクロームP450合成
〇免疫グロブリン合成
〇コレステロール分解
〇ヒアルロニダーゼ抑制因子合成
〇ジメチルニトロソアミン合成阻害
〇菌毒素不活化
〇リパーゼ活性化
〇グリコーゲン合成
〇ブドウ糖吸収抑制
〇一酸化炭素毒性緩和
〇汚染物質毒性緩和
〇重金属毒性緩和
〇知能指数上昇
〇分裂病(今は統合失調症)改善
〇うつ病改善
〇排卵促進
〇分娩時間短縮
〇コーディング
〇活性酸素除去
などなど。
三石巌先生も
「取り上げたらきりがありません」
とおっしゃっているほどです。
また三石巌先生の体験談として
「自閉症がよくなった」
とも書いてありましたが
上記の「重金属毒性緩和」
を書いてあるのを見てなるほど
と思いました。
ちなみに一日の所要量は
50~100㎎とありますが
薬理作用を期待するなら
一日500~2000㎎
の摂取が望ましいそうです。
ビタミンCは水溶性のため
基本的に過剰症になる心配はありません。
過剰症の例としては
「尿中に排泄される
ビタミンCの半分は
シュウ酸の形で出てくるため
腎臓に障害のある人が
ビタミンCの過剰摂取を続けると
尿中のシュウ酸が
カルシウムと結合して
腎臓結石や尿路結石
のリスクを高めるとの説がある」
そうですが
その場合であっても
一日2gまでは安全だそうです。
(2グラムですよ! グラム!)
そもそもストレスを受けると
ビタミンCが大量に消費されますので
ストレス→ビタミンC不足→ストレス
の悪循環に陥ります。
その悪循環は「肌荒れ」といった
女性にとって由々しき問題
を引き起こすのみならず
ストレスが積もり積もって
がんができる
なんてことにまで発展しますので
自分の健康を自分で守ろうと考えたら
ビタミンCは多めに摂って損はなし!
と言えるかと思います。
「気分」だけでストレスに
対処しようとするのではなく
正しい知識で
自分の身を守ることも大切だと思います。
ちなみにビタミンCが摂れる食品としては
ブロッコリー
いちご
赤ピーマン
キウイフルーツ
みかん
レモン
などがありますが
私のおすすめは
iHerb でビタミンCのサプリ
を購入することです。
(お手軽だから!)
余談ではありますが
「ストレスに効く」
といわれているアロマには
イランイラン
カモマイルローマン(カモミール)
ゼラニウム
などがあります。
特にゼラニウムは
「副腎疲労、ストレスに効く」
とありますので
こんな時期にはぴったりかもしれませんね。