ホメオパシーについて

知ってる人は知ってるけど
知らない人はまだまだ知らない
ホメオパシー


ホメオパシーとは
「同種の法則」を根本原理とした自然療法のひとつです。


日本でも昔から
「のどが痛いときに生姜湯を飲む」
「鼻水がたれるときはのどにネギを巻く」
といった民間療法がありますが

これらも「同種の法則」をもとにしたものです。


つまり、ホメオパシーでは

「身体には知恵があり
症状は心や体のバランスが
崩れている結果として生じる警告
あるいは体を防衛するための正しい反応である」とし、

正しいアプローチは
体の発するメッセージを正しく受け止め
その反応を後押しする方法」

であると考えます。

(引用はすべて「ホメオパシー in Japan」由井寅子から)


ホメオパシーでは不快な症状は
体が「治ろうとしている」表れであり
むしろその症状と同じ反応を
あえて起こさせることによって
体の正常な反応をより促進しようとします。


〇風邪をひいて咳が出るのは
体が風邪の菌を咳によって
体外に排出しようとするから。

〇風邪をひいて鼻水が出るのは
鼻の粘液が風邪の菌を包んで
体外に排出しようとするから。

〇風邪をひいて熱がでるのは
体の免疫細胞が37度くらいで
一番活発に活動できるから。

〇ノロやロタになって嘔吐・下痢が続くのは
やはり体が吐いたり下痢することによって
それらのウィルスを体外に排出しようとするから。

〇怪我をしたところが腫れて炎症を起こすのは
血液が集中的に集まって
怪我したところを修復しようとしているから。


それなのに
風邪をひいたときに
咳止めや鼻水を止める薬、
37度くらいの熱で
解熱剤を飲むという行為は

せっかく体が治ろうと頑張っている行為
を邪魔することに他なりません。



そもそも
自分では治ることができずに
誰か(医者)や何か(薬)しか治せない
と思っているとしたら
それは間違った考えです。


私たちの体はもともと
24時間365日健気に健康でいよう
と頑張っているし

無理やストレスがたたって
バランスを崩したとしても

それを必死になって
元に戻そうとしているのです。


そうまでして
体は私たち自身を生かそうとしている。


私たちが辛くてめそめそしているときにも
むしろ体は私たちのために
1秒も休むことなく頑張っているのです。


そこでホメオパシーですが
症状は体が治ろうとしている結果であると考え

その症状をむしろ
「後押し」するために与えるもの
をレメディといいます。


レメディとは

「さまざまな鉱物、植物、動物
病原体などをすり潰し
希釈・振盪(薄め・叩く)して作られ」
たもので

それを症状に合わせて選び
砂糖玉に固めて口から摂取します。


ただあくまでもレメディは
体の「自然治癒力のスイッチを入れること」であり

病気を治すのは自分自身の体に備わった自己治癒力
と考えます。


このレメディの考え方
(水で何百倍にも希釈する)
が以前はちっとも分からず

「どういうことなのだろう? 
そこまで希釈して、
もともとの物質の分子すらない状態までもっていったら
それはもうただの水なのでは・・・」
と思っていましたが

今では量子力学や振動
波動といった概念から
理解することができるようになりました。


ちなみに
神田橋條治という精神科医は
治療にフラワーパッチレメディ
を用いたりもしたそうです。


このホメオパシーですが
体の中にたまった重金属を除去するのにも有効
だそうで

発達障害の治療
に用いている方もいらっしゃいます。


私はホメオパシーの専門家ではありませんので
もしご興味のある方がいらっしゃいましたら
ホメオパシーの専門家をご紹介いたします。


ちなみに少し前に
ビートたけしについて書かれた
ネット記事を読んだのですが

ビートたけしがホメオパシーを勧めていたことについて
「病原体を薄めて体に入れるとかこわ!」
みたいなことが書いてありました。


そもそも
ホメオパシーの本質を理解されずに
書いてあるようですし

その「こわ!」って本能的に感じたやり方は
ワクチンの考え方そのものじゃないの?
と思いましたが。


でも、ワクチンは怖くないんだね。

なんでだろう?


体が痛かったり苦しかったりすると
そこからなんとか逃げ出したい
と思う心理はもちろん理解できますが

「薬を飲んだら治る」
もしくは
「すぐに痛みを止めたい」
と身勝手に考えるのは

もうそろそろ終わり
にしてもいいのではないでしょうか。







自然療法

次の記事

自然療法とは