公認心理師とは
公認心理師とは2018年にできた
心理業界初の国家資格です。
(詳しくはこちらから
「緒に就いた「公認心理師」 課題超え、どう育てる」
朝日新聞デジタル)
世の中には数多くの
「〇〇カウンセラー」という
名称があります。
けれども臨床心理士をはじめとして
そのどれもが民間資格です。
そのため
その資格を取るためのバックグラウンド
はさまざまです。
臨床心理士のように
大学院を卒業していないと
受験資格がもらえないものから
ある民間団体のセミナーを受ければ
取得できるものまで
取得までの道のりは
さまざまなものがあります。
そのなかにあって
公認心理師は心理職種にとって
待望の国家資格なのです。
その公認心理師の取得方法ですが
できたばかりの資格のため
今は移行期間になります。
現時点で公認心理師の試験を
受けることができるのは
現任者(すでに指定を受けた施設で
5年以上相談業務に携わっているもの)で
なおかつ
「現任者講習会」という研修を受けた人
だけになります。
なので多くは臨床心理士(もちろんそのほかの
相談業務に関わってきた人たちも)が
現任者講習会を受けたうえで
公認心理師試験を受けたことになります。
私もそのうちの一人ですね。
できたばかりの資格のため記事にもあったように
質の担保がこれからの課題です。
臨床心理士の多くは公認心師の資格を取ったため
しばらくはこの二つのダブルライセンス
を持っている治療者ならまず間違いない
と思います。
これからカウンセラーを目指す人
カウンセラーや心理臨床に
関わりたいと思っている人は
国家資格である公認心理師の取得
がマストになると思われます。
臨床心理士は
学部の専攻は問われず
大学院で心理学系をとっていれば
受験資格は得られますが
公認心理師は
大学で心理学系の学部
を選んでいることが必須
だったと思いますので
大学選択の際は気をつけてくださいね。