五大医療について


臨床心理士(公認心理師)としてカウンセリングといいますか
心理療法といいますか
まぁ人の深層心理に携わってきたのですが

人間をトータルで考えたとき
体の知識に乏しいのはよろしくないと思い、
統合自然療法も学んでみました。


とにかく人間の体というものは奥深く
不思議がいっぱいで

私の体の学びなどほんの入り口に
立っただけに過ぎないということを
最近強く感じています。



さて、今回は五大医療なるものについて書いてみたいと思います。



医療の祖といえばヒポクラテスですが

そのヒポクラテスの時代から今日に至るまで
医療といえば次の5つが挙げられるわけです。



1 アロパシー(対症療法・薬物療法、いわゆる西洋医学)
日本の現代医療の9割を占める。
症状に対してそれを抑えるのが特徴。
感染症や救急医療に効果的。


2 ホメオパシー(同種療法)
「症状を起こすものは、その症状を取り去るものになる」
という同種の法則が根本原則。

熱が出るのは体が自分の体を治癒するプロセスだから
あえて熱を出させて体の治癒力を後押しする。


3 ナチュロパシー(自然療法)
フラワーパッチレメディやアロマセラピーなど。
自然の薬物の力を借りて、ゆるやかに治していく。


4 オステオパシー(整体療法)
鍼灸、指圧、整体など、手技を通じて
体に直接働きかけ治療する。


5 サイコパシー(心理療法)
カウンセリング、心理療法、ヒプノセラピーなど。
心に原因を求め、それを癒していく。



私の専門は当然「5サイコパシー」です。

なおかつ、心理療法を行う専門家として
「1アロパシー」の精神科クリニックでも働いています。



このアロパシー(西洋医学)は抗生物質の発見により
これまで人類の病気の大半を占めていた感染症を
部分的にではあれ制圧するという威力を発揮したわけです。


しかも日本の医療はどういうわけか
(本当に、国としてどうなのか?と疑問に感じるほど。
国は国民を病ませたいのか?と思うほどですけど!)

アロパシー一択なのです。



私が統合自然療法を学んだ Integracy College の院長は
イギリスで医療を学んでイギリスの治療院で
治療を行っていたのですが

彼に言わせればヨーロッパでは病院に行くと
「アロパシー」の治療か「ナチュロパシー」の治療かを
選べるようになっていて

アロマセラピーも立派な医療のひとつとして認知されているそうです。


なぜなら、アロパシーが威力を発揮できる分野というものが明確にあり
それは感染症だったり外科治療だったり救急医療だったりするわけです。


そして慢性病に対しては
アロパシーではなくナチュロパシーで治していく
という意識だそうです。



また、アロパシーは症状を抑えるのが特徴なためなのか
人間の体をあまりにも細かく専門分野に
分けすぎているように思います。


蕁麻疹やアトピー性皮膚炎があれば皮膚科になり
その結果抑うつ気分が続けば精神科になり
便秘の症状があれば内科や消化器科になり
それぞれの専門科で薬をもらう・・・

という経験は、誰もがしたことがあるのではないでしょうか。



さて、ここで私がもう一つ強調したいことは
この五大医療のなかにおいて
「4オステオパシー」がとんでもないことになっている!!
ということです。



もちろん、足裏マッサージや柔道整復やもみほぐしなど
巷には気軽に利用できるオステオパシーがいっぱい存在し

その多くはごく普通の手技を使った
いわゆるリラクゼーションなのですが。



ただ、オステオパシーを極めようとする人たちのなかには

「どこまで先に進んじゃってんの!?」というくらい

現代医療の先の先の先くらいを突っ走ってる方たちがいらっしゃいます。



前にブログでも書いたように

もうオステオパシーのなかでは
「時代は波動」といっても過言ではありません。



「すべての存在は波動でできている」が前提で
その波動をいかに高めるか
いかに体の歪んだ部位(歪んだ波動のある個所)を
もとの調和のとれている波動に整えるか

そのためには何をすればいいかー。



そんなことを、脳も神経も腸も細菌も宇宙もエネルギーも
すべてひっくるめて考えているのが
オステオパシー(の一部の方々)です。


例えば知る人ぞ知る(私はちょっと前まで知らなかった)
「イネイト活性療法」なるものでは
足首を触りながら脳の状態を知り
脳に働きかけるーというようなことをするそうです。


斬新すぎて、理解が追い付きません。


他にも波動を調節するメタトロンという器具があったり

キネシオロジーやシンギングボウルで体の調律を行ったり
食を極めにいったり・・・



こうしたオステオパシーの積極性、知への貪欲さ
不可思議なものでもどんどん取り入れようとする先進性に対し

私が専門としているサイコパシーの保守性、内向きさ、慎重さといったら!


本当、フロイトって、19世紀の人ですよー!!と
声を大にして言いたくなるくらいです。


そんなわけで、今回は五大医療についてちょっと思ったことを書いてみました。










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