
子育てで悩んだときに、専門家からアドバイスをもらいたいと思うかたは多いでしょう。
アドバイスをするためには、お子さんの正確な状態像を知る必要があり、これをアセスメントといいます。
くれーる では発達検査は行いませんが、保護者からの聞き取り、園や学校での様子、困っている問題行動を詳しくお聞きすることによって、お子さんのアセスメントをすることは可能です。
発達検査とは、数多くあるアセスメントのうちのひとつに過ぎません。
実は発達検査とひとくちにいっても、検査の種類はひとつではないのですが、教育現場でもっとも多く使用されているのはWISCという発達検査です。(私も臨床心理士、公認心理師として、契約している自治体で発達検査をとっています)
発達検査をどこで取ってもらえるかというと、小・中学校のお子さんであれば、学校にスクールカウンセラーさんがいらっしゃるので、スクールカウンセラーさんに無料で取ってもらうことができます。
また、スクールカウンセラーさんに取ってもらえば、結果を学校にフィードバックしてもらえます。
フィードバックしてもらうことは非常に大切で、発達検査は取っただけではあまり意味がなく、結果を学校現場やご家庭で活かしてもらうことがもっとも重要だと考えています。
くれーる では生育歴等の詳細な聞き取りをしたうえで、発達検査が必要と判断した場合は、学校で発達検査を取ることをお勧めしています。
ただ、ひとつ注意していただきたいのは、「発達検査は万能ではない」ということです。
たまに、発達検査を取れば問題が解決するかのように学校の先生から勧められた、というかたがいらっしゃいますが、取っただけでは意味がなく、その結果を「どう活かすか」のアドバイスがもっとも重要だと考えています。
発達検査を多くとった経験から感じることは、保護者のかたが知りたいのは検査の数値ではなく、「うちの子はどういう状態なのか」「うちの子をどう育てたらいいのか」「どう接すれば問題が改善されるのか」という、生活に根ざしたアドバイスだと思います。
くれーる ではさまざまな視点からお子さんの状態像を把握し、そのうえで具体的なアドバイスをご提供いたします。