ヒプノセラピーセミナー2(年齢退行療法編)

小さかった頃の自分に会いに行きました


2月にヒプノセラピーのなかでも
前世療法を中心に学び

3月には年齢退行療法を中心に
学びました。


年齢退行療法とは読んで字のごとく
自分の年齢をさかのぼって
小さい時の自分に会いに行くセラピーです。


ヒプノセラピーになじみのある方はすんなり
受け止めてくれるかと思いますが

何の予備知識もない方が
「小さい時の自分に会いに行く」
と言われれても

「なにそれ? 怪しくない?
いわゆるスピリチュアルってやつ?」

と思われても仕方ないかもしれませんね。


でも、実際に年齢退行療法を受けた私としては

「自分でも思っていた以上に潜在意識の力は広大で
そして癒されていない自分がそこにはいた」


と感じることができました。



自分が意識できる自分って本当に全体の10%に過ぎず

もともとの自分の広がりはこの「意識している自分」
よりもずっとずっと大きい存在

意識できていない自分の割合は90%もあるのです。


そこにはとっくに忘れてしまった些細な痛みや
傷ついた言葉、出来事、
満たされなかった思い


そうしたものが時の洗礼に色あせることなく

今でもあなたの潜在意識のなかには保管されています。


そしてその潜在意識に眠っているほんの些細な傷つきが
今の自分の心の状態に驚くほど影響を与えているのです。




実は私、この年齢退行療法を受ける直前になって
(というより前日になってから)
急に意味もなく
「明日のセミナー受けたくない!!」
と思ったのです。

それこそ、何かの理由をつけて休んでしまおうかなと
思ったくらい。


そうです。
このブログを読んでいるのがカウンセラーさんなら
もうお分かりかと思いますが
強烈な防衛機制が働いたのです。
(防衛機制って無意識の抵抗ってことです)

防衛機制だけあって、当然無意識。


ただなんとなく嫌、こんなの受けても意味ない気がする、
時間の無駄じゃない?

そんな風に考えてカウンセリングの予約をキャンセルしたくなる
クライアントさんの気持ちが、
まさに年齢退行療法を受ける前日の私の気持ちでした。


なぜそんなことを感じるかというと

年齢退行療法を受けたら潜在意識の一部が変容してしまうと
私の潜在意識は知っているから。



この、「潜在意識は知っている」というところが肝。


そうなんです。
自分のちっぽけな顕在意識より
広大な潜在意識はずっとずっと賢く、直観に優れ、
これをしたらどうなるかをエスパーのように
未来予測している。
(そして当たっている)


そして実はこの潜在意識さん。
めっちゃ保守的で変わるの大嫌いなんです。
(だからみんな苦労してるんだよー)


そのため私は年齢退行療法を受ける直前になって
セミナーを受けることに抵抗を感じたのですが

もちろんそこは大人ですからね。
ぐっと堪えて(?)最後まで受講しましたよ!



詳細は省きますが、年齢退行療法を受けて
3歳くらいの自分に戻った私は

そこで母から言われた「あっちに行ってて」
という言葉をずっとずっと抱えていました。


うん、あっち行ってる。
あっち行って一人で遊んでる。


3歳の私はそう思い、そのとき感じた気持ちを
潜在意識に閉じ込め
そして閉じ込めたまま大人になりました。


そして今大きくなった自分が3歳の自分に
会いに行き

3歳の私は何を感じていたのか
本当はどうして欲しかったのか
どうしたらその気持ちを解放できるのか


そんなことを一緒に考え、
そして3歳の自分に絵本を読んできてあげました。


「あっちに行ってて」
本当に些細な、その時の母にとっては
どうしようもない言葉です。


それでもその時の傷つきがずっと疼いていて、
セミナ―前日に「受けたくない!」と
思うほどの抵抗を感じて

(だってこれに気づくとまた私が傷ついて
しまうのではないかって潜在意識さんが
心配してくれるから)

そして実際に3歳の自分に会いに行くと
その時感じた気持ちが瞬間解凍されたように
リアルに切なく感じられてー


そしてしっかり感じて味わって
解放してあげれば

もう潜在意識にその気持ちを閉じ込めておく
必要はなくなりました。


「感情は怖いものではない」


かつてある人にそう教わりましたが、
感情はあなたに「こう思ったんだよ」ってことを
教えてくれる、ただそれだけの役割です。

「そうなんだね」って分かってあげれば
もう役目は果たしたので
その感情はあなたを苦しめたりしませんよ。


そんなことを体験したヒプノセラピー
年齢退行療法でした。