小麦と自閉症の関係


ネットニュースに
「妊婦がパンやパスタを食べると自閉症児が生まれるリスクが上昇する」
という千葉大教授の研究が紹介されていました。


どのくらい因果関係があるか
は様々な意見があるでしょうが

発達障害は代謝障害ではないか
とする論文があり

今では栄養から発達障害の治療
を行っているクリニックもあります。

(広島の藤川徳美先生や
有名なところでは新宿の溝口クリニックとか)


ただ気を付けなければならないと思うのは
パンやパスタを食べる妊婦さんのすべてから
必ずしも自閉症スペクトラムのお子さんが生まれるわけではないので

そこには当然
妊婦さん自身の体質や
代謝の問題が関わってくるのだと思います。


それでも乳幼児健診に関わってきて感じるのは
衝動性の高さや
視線の合いづらさのあるお子さんが
肌感覚として増えたというものです。


あと、圧倒的に男児に多い。


もともと受精卵は女の子をベースに作られ
そこにある時期
男性ホルモンを大量に浴びること
で受精卵が男の子になっていくと
何かの本で読んだ記憶があります。


そのためもともともの脳は
女性の脳がベースにあり

男性の脳はいってみれば
そこにメッキを施しているようなものだと。


脳の脆弱性というか
不具合の生じやすさは
この後から男性の脳に発達していく過程で
生じるのではないか

というようなことが書いてありました。


発達障害が疑われるのが男児に多い
(これは事実です。
専門書にもADHDでも自閉症スペクトラムでも
男女比では男子に多いことが記されています)

ということはさておき

発達の不揃い(でこぼこと言いますか)があるお子さん
が増えていると感じるには
やはりそれなりに理由がなければ
おかしいだろうと思っています。


そしてその理由のひとつに
私たちの普段の食事の内容
があるのではないかと思っています。



食のことを勉強し始めると

農薬であったり
家畜に与える抗生物質だったり
トランス脂肪酸だったり

企業が利益優先で
私たちの健康被害については二の次
とする生産体制を取っていること
がよく分かりました。


でも企業がそうした製品を作るのは
私たち消費者がそれを買うからでもあります。


私たちが買わなくなれば
企業は考えて
別の生産方法で作った商品
を開発するはずだと思っています。


そのためには私たち消費者が
盲目的に
「日本の食べものは安全」
と信じるのではなく

せめてパッケージの裏側に
何が書いてあるのか

そこに「果糖液糖」や
「ショートニング」と書かれていないか

書かれてあったとしたら
それを買って口に入れるのかどうか

そうしたことを
考え始める必要があるのではないでしょうか。


ひとりでも多く
心身ともに健康な妊婦さんが
幸せな妊娠
そして子育て期間を満喫してくれたらいいな
と思います。