我が家の糖質との闘い

タンパク質について書いたので
次は糖質について書いていこうと思うのですが
その前に我が家の糖質との闘い
について書いてみたいと思います。
かれこれもう
10年近くも日々の食生活
をカスタマイズしてきた我が家。
きっかけは何にでも
「興味を持ったら即行動!」
の夫の一言から始まりました。
10年前のある日夫が突然
糖質制限なるものに興味を持ち
「今日から米は食べない!」
と宣言したのです。
宣言の原因がこれ。
「炭水化物が人類を滅ぼす」(夏井睦 光文社新書)

そのとき私が思ったのは
「こいつはバカか!」です。
お米食べないってじゃあ何食べるの。
カレーもかつ丼も親子丼もほぼ米じゃ!
しかも米だけじゃなく炭水化物を
全体的に食べないとか言い出してる!
気でも狂ったか!
パスタもうどんもピザも食べないってことか!
誰がごはん作るんだ!
エンゲル係数跳ね上がるわ!
と、そう思い、そう伝え
でも「夫にお米を出さないくらいからスタートすればいいか」
と妥協し、
とりあえず消極的に協力を始めました。
そして実際に(夫にだけとはいえ)
糖質制限を意識してみると・・・
もう、食べれるものはほとんどない。
特に子どもいたら無理。
肉まんの皮だって糖質じゃん。
土日のお昼なんて簡単な一品ものですませたいのに
糖質抜いたらパスタも無理じゃん。
私たち今まで
どれだけ糖質食べてたの?
ってことになるわけです。
当時はそれこそ
糖質制限食なんてありませんから
小麦粉ではなくふすまでパンを焼いてみたり
それでも何とか米を!
と思って子どもに不評な玄米にしてみたり
果ては製麺機さえ買ってみて
大豆粉から麺を作ってみようとしたり…
(正直に白状しますが、激マズでした)
もともと料理が好きな人なら
工夫もできるだろうけど
私には「食事から糖質を抜く」
というのは難易度の高いハードルでした。
でも、できるだけ意識して
タンパク質を多く摂取するようにし
炭水化物を減らし
とくに夫は宣言通り
ほぼ炭水化物抜きの食生活を実施していた結果・・・
夫の体重は減りました。
それまで90㎏近くあった体重が
70㎏台に落ち
若干の増減はありますが
10年間ほぼキープ。
息子ふたりもどちらかというと
ぽっちゃり体系だったのですが
小学生からこのような食生活に付き合わされることによって
中学校に入って身長がぐんぐん伸び始めてからは
ぽっちゃり体系から
細マッチョな体系に変化しました。
我が家の食生活は
このように夫の糖質制限に始まり、
・不溶性食物繊維の摂取(チアシード等)
・タンパク質(プロテイン)の摂取
・MCTオイルとオメガ3系オイル(荏胡麻油等)の摂取
・ビタミン・ミネラルの摂取
・良質の塩の摂取
というカスタマイズ(取捨選択も含め)を重ね
今は「タンパク質とビタミン・ミネラルを中心に、
分子構造の大きい炭水化物(甘いものではなくて、穀物系)は食べる」
というスタイルに落ち着いています。
(2021年現在は発芽発酵玄米が主食となりました)
そしてその結果なにが起きたかというと・・・
家族全員、まず病気に罹らない。
毎年冬に風邪を引かない。
次男くんに至っては人生で1回も
インフルエンザに罹ったことがないのですが
クラスで前後左右の子がインフルエンザに罹るなか
彼だけはノー罹患。
中学生の今に至るまで
小学校1年生から毎年
「皆勤賞」の賞状をいただいています。
(皆勤賞は高校1年となった今でも継続中です)
家族が健康であるということ
はとても心強いもので
娘の大学受験期であっても
体調を崩すということに
過剰に不安にならずにすみました。
このような食生活を始めてからもうずっと
我が家は歯の定期健診と怪我以外
病院に行くということがありません。
つまり端的にいって「健康」になり
しかもそれを維持できるようになりました。
そしてその理由は日々の食生活にあり
とくに「糖質制限を意識すること」
から始まったのだと思います。
追記(2020/5/9)
子どもの頃は解糖系が優位なので
炭水化物でエネルギー補充するのは
理にかなっています。
よく動くし、お腹がすくし
小さければ10時や3時のおやつ
が必要となるでしょう
けれども大人(特に40代過ぎたら)
は解糖系ではなくミトコンドリア系
が優位になるため
子どもほど炭水化物(糖質)
は必要なくなります。
むしろ多すぎる炭水化物(糖質)
が体にとっては負担となるでしょう。