カウンセリングでしていること

ここでは簡単にカウンセリングや
心理療法と呼ばれるものの
メカニズムについてご説明します。
無意識を発見したのは
精神分析の祖フロイトです。
フロイトが考えた無意識とは
私たちにとって意識に昇っては都合の悪いもの
を押し込めておく(抑圧する)
膨大な心の領域のことでした。
そして意識と無意識との境目には
ちょっとした境界線が存在します。
健康度の高い人とは
この意識と無意識の境目が柔軟な人のことです。
嫌なことがあったとしても完全に
無視するわけでもなく
なかったことにするのでもなく
都合の悪いときにはちょっと横に置いといて
でも必要となったら思い出すことができる。
けれども意識と無意識との間に
しっかり蓋をしてしまい
自力ではその蓋を外せなくなってる人は
無意識下に未処理の感情を押し込めたままとなってしまいます。
心のエネルギーのことを心理学用語
でリビドーといいますが
このリビドーの量というものは
ある程度決まっており
このリビドーを無意識の蓋をすることに
たくさん使ってしまっている人は
日常生活で使える心のエネルギーが
その分少なくなってしまい
その結果なんとなく元気がでない
精神的に疲れやすい
という状態になってしまいます。
そこでカウンセリングではこの
無意識にしている蓋に目を向けることから始め
無意識下に押し込めている感情を解放し
日常生活に有意義に使えるリビドーの量
を増やそうとするのです。
ただ無意識に押し込めて蓋して
更にはなかったことにしていたものですから
本人にしてみたら
「何が出てくるかわからなくて怖い」
という感情を抱くことになります。
そのため私たち専門家が
心理的に「安心・安全な場所」を提供し
「ともに在る」ことによって
その人が自分の心に向き合う
手助けをするのです。
以上がオーソドックスなカウンセリング
心理療法で行っていることになります。
また「自分の心と向き合う」と書きましたが
あなたはあなたのご両親
パートナー、お子さんや
周りにいる友人たちに影響を与えたり
与えられたりしています。
だからあなたが自分の心と向き合い
もっと幸せになるために模索し
実際に幸せを感じるようになることは
あなたの周りの人たちも幸せにすることにつながります。
私はこれを「波動が上がる」ことだと思っていて
最終的には宇宙全体の波動が上がればいいな
と秘かに願っています。